・19日
- 出発 -
朝、まだ日も昇らぬうちに起き上がる。
目覚ましもかけていたけど、自然に目が醒める。うわあ小学生みたい。
しかし、この日ばかりは許されよう、なぜなら準備に準備を重ね、心待ちにした人生初の海外旅行、その当日である。
気分も昂ろうという物です。
早速支度を済ませ、真新しい旅行トランクをを引っさげ、足取りも軽やかに家のドアをくぐった。
駅にて今回の旅の道連れ、自衛無数と合流。関空へ。
- 関空〜ノイバイ国際空港 -
8:00 朝の関西国際空港。
関空旅客ターミナル玄関 |
手続きカウンター付近 | 国際線出発ロビー |
早朝と言う事もあってか喧騒は無いものの、出張する人、旅行へ出かける人、帰省する人達で一杯でした。
関空と言えば小学生の頃に一度社会見学で訪れたきり.
あれ?こんなんだったっけ?
慣れた様子で手続きを進める自衛無数に対し、モタモタヨタヨタやってる自分。これが経験の差。
割と余裕を持って来たので、余った時間は免税店を見て潰す事に。
初めて入る空港の免税店。
ラインナップがカオスなら、値段も凄くカオス。
見ているだけでも楽しいものです。
一通り見終わった後、適当な売店で適当におやつと、自分は持っていなかったので日光対策にグラサン(¥1000)を購入。
旅気分を演出するには丁度いい小道具です。
今回お世話になるベトナム航空の旅客機。 |
JALが委託運航を行っていて、片道約4時間のフライトです。
10:44 機内にて。
まだ出ない。
動いてすらいない。
事前の案内でも、離陸時間は10:30でした。
何かトラブルでもあったのだろうか?周りの乗客も首をめぐらす人、余裕の人もちらほら。
と、そこにアナウンス。
どうやら、「混雑」の為離陸時間が11:04まで遅延らしい。
……何の為に二本目作ったんや。
11:00 空高く
機窓より、雲海。程なくして雲が切れ、眼下には瀬戸内海のパノラマ |
予定より若干早く離陸できた、自分達の乗る旅客機。
ものの数分でぐんぐん駆け上がり、瞬く間に巡航高度へ。
この日はとりわけ天候が良く、機窓から眼下に瀬戸内海を一望できました。
普段は滅多に飛行機は使わないのでこの爽快な景色はやっぱり新鮮。
また中々変わらない様に見えて、よく見れば一瞬たりとも同じ景色が無い。見飽きる事が無い。
まさに飛行機の醍醐味であり、自分が空が好きな理由の一つです。
今回は4時間のフライトと言う事で、機内食も出ますし、色々とサービスがあります。
それにしても、機内食って見た目割と微妙ですけど、案外美味しいんですね。
特にパンと鶏肉が上々、これでもうちょっと(スペース的に)食べやすければ何も文句は無いのですが、まあエコノミーですし……
何せ今回は初めてづくし、暫くこんな調子が続きます。
メニュー。この中から洋食を選択。おつまみは自衛無数に黙して譲った。 | やってきた機内食。ちなみにこのお手拭には香水か何かで臭いがついていました。ちょっと苦手。 |
優雅に。ちなみに昼食は洋食を選択。
この後コーヒーのサービスがありました。
あと、サービスじゃないですがなぜか自分の所だけ名古屋発のメニューが配られてました。
よくよく見ると、微妙に違う。
出発地によって違うものなんですねえ……
ここら辺で現地時間に時計を合わせます。
ベトナムと日本の時差は-2時間、なんだか変な気分です。
そこから先は、特攻野郎Aチーム吹き替え版(丁度出発一週間前に見たばかりでしたが。)を見つつ転寝していたらもう目の前でした。
12:49 着陸準備。
(ここから先はベトナム時間)
いよいよだ。
窓の外には緑の多い、大陸の俯瞰風景。
地上が迫る。
ノイバイ国際空港の滑走路より。 周りに何も無い…… |
13:30〜13:45〜13:55 入国審査〜荷物〜ガイドさん
荷物の受け取り場所付近。一国の首都空港とは思えないくらい小ぢんまり。 |
入国審査は拍子抜けなくらいあっさり済みました。
事前に旅行社の人から渡された申請カードみたいなものも求められず、共産党らしい、軍服みたいな制服でビシッとキメた女性の入国審査官におっかなびっくりパスポートを見せると、ちらちらとこちらを見ただけでOK,。
なんだか適当なのか、それともそれだけでその人の本質を見抜けるのか。
若干空恐ろしい気がしなくも無いですがw
そして中々出てこない荷物にイラッ。
何とか無事荷物も受け取り、次のステップへ。
エントランスにてガイドさんとの合流。
しかし、実はここが最初の難所で、警戒すべきポイントでもある。
人が多いためスリの危険が高く、また悪質な客引き等も結構多い。
実際、いました。声も、かかりました。
「Taxi?」
片言の英語でタクシーに乗せようとしてくる奴。
相手にすると面倒なので、ガン無視を決め込みガイドさんを探す。その間もしつこくうろつく客引きタクシー。
うぜぇ……
……と、丁度のタイミングでガイドさん発見。
うるさいタクシーの客引きはガイドさんがなにやらベトナム語であしらってくれました。
次が来る前にそそくさと車に乗り込み、出発する事にします。
- 車窓より〜ハロン湾 -
そそくさと車両に乗り込み、目指すは最初の目的地、「ハロン湾」。
今回の旅行では首都ハノイをスルーして直行してしまおうという行程。
空港を出て、片道3時間の自動車移動です。
だだっ広い田んぼと草原の間を突き抜ける高速道路をひた走る。
漠然と感じていた、遠方感?急に遠い所に来たと言う実感が押し寄せてくる。
凄い、これが外国か。
本当に、遠い所まで来たものだ。
車内では、ガイドさんと色々な話をする事ができました。
今回の旅は旅行社の用意してくれた送迎車と日本語の通じるガイドさんがつくことになっています。
最初のガイドのNさんとは、歳も近く(4歳上)、また日本で電子回路設計の仕事をしていた事もあるとの事で日本語も堪能で直ぐに打ち解け、今回の旅行では最も仲良くなったガイドさんでした。
この先本当に色々な話をするのですが、キリが無いのでこの旅行記では紙幅の都合から割愛。
暫く、ベトナムの車窓からが続きます。
この国の道路は本当に危なっかしい。
強引な幅寄せ、無茶な割り込み、前から車が来てても平気で追い越し。
おまけに町に入ると、常にクラクションが鳴っている。
どうやら挨拶やらサインやら通るからどけといった意味とかがあるっぽいのですが、いつでもどこでも当たり構わず鳴らしまくるので、どれが危険回避の為のクラクションなのか判別できない始末。
どれだけ運転が上手くなっても、この国だけは走りたくないと、本気で思いました……
15:00〜 一休み。
途中入った観光客(特に日本人をターゲットとしているらしい)向けの土産物店で一服。
蓮茶、蓮の実、黄な粉を固めたもの、ココナッツキャラメル、ドライマンゴー、コーヒーが出てくる。
たまたま美味しかったコーヒーを購入。
ちなみにこの時、ミスで手元に$100札が4枚。
崩すのに相当難儀して(こういう物価の安い国では特に。)、とてもいい教訓になりました。
旅行時は、どんなに大きくても$50くらいまで(出来れば全て$20以下)にしておいた方がいいです……
- 到着〜 -
16:30 今夜の宿に到着
8時間近くにも及ぶ移動を終えて、漸く人心地ついた。
Nさんと軽く明日の打ち合わせを済ませて別れ、自分達は部屋へと向かう。
時間は散歩をするにはもう遅く、移動の疲れも溜まっている為この日はホテル内の探索に留めて、早めに休む事にします。
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今回最初の宿、「ミスリンホテル」の外観 | 自分達の部屋。かなり綺麗、広さも十分。 | 加えて部屋からの眺めも絶景。 |
17:00〜18:00 ホテル内徘徊
簡単にホテル内の施設の位置を確認した後、一回ロビー脇のレストランで夕食。
メニューは海鮮揚げ春巻きと焼き海老。
春巻きの方はどう見てもコロッケにしか見えなかったのですがwww
あと、海老が食べづらい(と、言うか面倒臭い)のはどこでも同じですね。
思いの外量があって大変でしたがとても美味しく、満足。
19:00にはもう部屋に戻り、20:00前には寝てしまいました。
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