・21日

- 出発〜別れと次なる目的地 -

5:00 起床

この日も真っ青な空。
この晴天に一切の不満なし、今日も絶好の旅日和だ。

この日は二日間お世話になった「ミスリンホテル」を後にするということで、早めに起きて準備をする事に。
うう、前日の二日酔いがいい感じに効いていますが、シャワーを浴びて強引に振り払います。

そうこうしているうちに、自衛無数も起床、一通り荷物もまとめ、朝食へ。

  

前日のウォッカで焦土化した胃腸に、自分でもびっくりするくらいの朝食を押し込み、いざ出発。
ロビーへ向かうと、ガイドのNさんは運転手さんと既に待っていてくれていました。

第二の目的地、古都「ホイアン」へ向かうべく、ノイバイ国際空港まで再び3時間の道のり。
名残は惜しかれど、いざ往かん。

車窓より。
         
線路際を歩くおばちゃん 。   っぶねえっ!どいつもこいつもやりたい放題 。   元フランス領の名残。
         
       
 原風景。ひたすら緑。   フランスが建設したベトナム最古の火力発電所 。   日本のODAで建設された工場。櫓っぽいのが面白い。
         
     
 地方都市の街角。   ちょ、ここ高速道路なんスけどwww    空港近く、日系企業の看板。 

途中休憩を挟みつつも順調に行程を消化。
途中でいきなりわき道から飛び出してきて割り込んでくる大型トラックとか、対向車来てるのに追い越しをやる大型バスとか、高速をカブで逆走するおばちゃんとかが居た気がしますが、特に気にせず進みます。
行程はきわめて順調です。


- ノイバイ国際空港 -
10:00 ノイバイ国際空港
空港に着くや否や、気持ち急ぎ足でゲートに向かいます。
そしてゲート前。
二日間お世話になったガイドのNさんともここでお別れ。
まさか、旅行初日で異郷の友人が出来るとは夢にも思っていなかった。
初日から、本当に楽しい旅となりました。

前日の飲み会の清算と、メールアドレスの交換だけを済ませ、セキュリティゲートを通過。
待合室へ。

14:00 ダナン空港
ノイバイ国際空港を30分遅れで出発した自分達は、国内線にて目的地ホイアンへと向かう起点、ベトナム第三の都市ダナン(Da-Nang)へ。
南北に長いベトナムのちょうどほぼ中央に位置するこの町はベトナムきっての港湾都市として栄え、ベトナム戦争時には最大級の米空軍基地が置かれていた事でも知られます。
タラップから滑走路へ降り立つと、東南アジアらしいむわっとした熱気。
ノイバイはタラップではなく搭乗口直結だったので、ちょっと戸惑ってしまう。

バスから降り、荷物のコンベアから空港の外へ。
びっくりするくらい狭く、小さい空港(日本でたとえると地方の駅みたいな)で、ここ本当にベトナム第三の都市?と思えてくる。
あっという間にロビーを抜けると、自分達の名前を書いたホワイトボードを発見。
今度のガイドさんは日本人、それも自分達と同じ大阪出身と言う事で、割とあっさり打ち解けることができました。


     
ダナン市の町並み。とても良く整っている。    ダナンはロータリーや広場の多いフランス式の街。
     
     
建設中のスタジアム。    最近オープンしたカジノ。 

14:30 ダナン〜ホイアン
海が綺麗な事でも知られるダナン市は近年急速にリゾート化が進み、海岸沿いを中心に多数のホテル・カジノ・ゴルフカントリー・別荘等が建設されている。
途中、建設中のホテルを横目に、「海沿いのリゾート化が進むにつれて、今度は地元の人が海を楽しみにくくなっている」とガイドさん。
こういった問題は日本でもよくあることで、何だか複雑な気分に。

15:30 ホイアンホテル
車で走る事約一時間。
これが今日からの宿、「ホイアンホテル」。

         
 落ち着いた内装の部屋。流石は老舗。   部屋の窓からは中庭が一望できた。    夜の正面玄関。 

元々は国営のホテルで、割と最近民営化されたホテル。
市内随一のプールを持つ、高級ホテルです。
また、かなりの老舗ホテルで、落ち着いた内装や雰囲気は歴史を感じさせます。

16:10 ホイアン市内
ホテルについて、荷物を下ろして一休み。
一通り部屋の確認が終わればさあ、早速だけど、でかけよう。
カメラとマップと財布だけを持ち、市内散策に出かける。
町全体が世界遺産に指定される古都。
期待が膨らみます。

16:20 観光案内所
まず始めに向かったのは街の観光案内所。
ここでチケットを購入します。
ホイアンでは各所のチケットをひとまとめにして販売しています。
今日はその中から、比較的夕方遅くまでやっている福建会館、ホイアン歴史博物館へ向かう事に。
途中、パチパチと街の様子を手当たり次第に写真に収めながら、夕暮れの街をのんびりと散策します。

         
 ホイアンの町並み1。   ホイアンの町並み2 。   ホイアンの町並み3。とても良く賑わっている。 
         
         
 福建会館の門。    少し奥に進む。   渦巻き線香。いくつもぶら下がっていた。。 
         
         
 こういう提燈を見ると、凄く中国っぽい。    変な狛犬w   内門前のレリーフ。 
         
         
 中に居た犬。可愛いw   福建会館の正門。   こちらはホイアン歴史博物館。バイクがw 
         
         
 三輪車で野菜を運ぶおばちゃん。    ホイアンはとても服屋が多い。    この日はお祭りと言う事で、駆け回る子供達。 

軽く解説しておくと、福建会館はこの地へやってきた中国人達の同郷人コミュニティの集会所。
そしてホイアン歴史博物館では、貿易都市として栄えたホイアンの歴史を紹介していて、元々日本人町が築かれていただけあって日本ゆかりの展示品もとても多い博物館でした。

17:40 チュンバック
さて、日も落ちてきて、そろそろお腹もすいてくる頃。
ここでホイアン名物を食べずば何しに来たのか。
と、言う事で、地球の歩き方に紹介されていた、外国人にも人気の名店「チュンバック」へ。
ここの名物は「カオ・ラウ」。
日本の伊勢うどんにルーツがある(と、歩き方には紹介されていた)、出汁に浸かった麺の上に具が載った料理。
さらに、ホイアンでのみ食べられる名物、「ホワイト・ローズ」という蒸しワンタンを食べる事に。

         
チュンバック外観。   左が「ホワイト・ローズ」、右が「ビーフカオ・ラウ」    食べ終わる頃にはすっかり暗くなっていた。 

さて、食べての感想であるが、う……美味い……
何だこれは……
びっくりするくらい美味い。
チキンカオ・ラウに続きビーフカオ・ラウまで追加注文してしまうほど。
こんなに美味いもの食ったの、かなり久々かもしれない。
もしホイアンを訪れる事があったら、是非行って確かめてきてもらいたい。本気で美味いから。

満腹になって、支払いを済ませて店を出る。
途中、店内をママチャリが突破して行ったり、店主のおっちゃんのドル=ドン換算レートが古過ぎてちょっと面倒になったり(結局最終的に3$程高くなったけど、特に気にしない事にした)した事もあって、この店は多分忘れることはないと思うw

店を出ると、すっかり夜の帳が下りていた。
通りに響く祭囃子。
建物の軒先と言う軒先が色とりどりの提燈に照らされ、淡く浮かび上がっている。
そう、この日ホイアンでは夜祭りと言う伝統的なお祭りが開かれる日。
せっかくお祭りをやっているのなら、見学しない手は無い、と予定を合わせていたのでした。

     
 ホイアンにはいたるところにこういった提燈屋がある。   とても幻想的な雰囲気を醸す。 
     
     
 三脚を持ってこなかったのであまり写真を撮れなかった……   夜の来遠橋。翌々日に行きますが、昼とは違ってこれも趣がある。 

通りへ出ると、見渡す限りの人、人、人。
本当にどこから出てきたんだッてくらいの人の流れ。
割と有名なお祭りなだけに、ホイアンの住人以外にも多数の外国人が溢れている。
いよいよお祭りらしくなってきたw
人波を避けつつ、ゆっくりと街を散策する。
ビカビカと光る獅子舞が練り歩き、幻想的な光に包まれた街。
そこに幾重にも重なる笛・太鼓の音色が満ちる。
ただぐるーっと通りを一周しただけだけれど、とても楽しい。
なんだか少し満たされた気分で、ホテルへ帰りました。

ホテルに帰ってからは、オサレなオープンテラス方式のバーで軽く一杯。
晩酌が済むと、翌日が早いこともあって、早々に寝てしまいました。

明日は自分がもっとも楽しみにしていたスポット、「ミーソン遺跡群」へ向かいます。






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